働き方

【リモートワークの理想と現実】リモートワーク継続希望51.7%なのに、なぜリモートワークを辞める会社が増えているのか?

1.リモートワーク継続希望 51.7%

 

カオナビHRテクノロジー総研るのの実態調査レポート

※ カオナビHRテクノロジー総研「リモートワーク」の実態に関する調査レポート第三弾より

株式会社カオナビが20代〜60代の自由業を除く、かつ従業員数10名以上の会社に勤めている”毎日リモートワーク”もしくは”週に2〜3日出社し、その他はリモートワーク”をしている人300名に行なった調査によると、リモートワークを「続けたい」と答えた人が51.7%(「続けたい」28.7%+「やや続けたい」23.0%)となりました。「続けたくない」と答えた人は2割を下回り、16.0%でした。(「やや続けたくない6.0%+「続けたくない」10.0%」)

 

1-1.マネージャーの5人に1人が「続けたくない」

回答者の属性によっては継続を希望する割合にギャップが生じ、部下ありの従業員の場合、リモートワークを「続けたい」人は47.3%、部下なしの従業員で「続けたい」人は56.0%でした。

部下を持つ従業員は、自身の業務だけでなく部下のマネジメントを行う必要があります。リモートワークの場合、すぐそばに部下がいないため「教育がしにくい」「ちゃんと仕事ができているのか不安」といった悩みから、リモートワークを続けたいと思う人が少ないのかもしれません。

 

1-2.「続けたくない」男性 49.4%、女性 63.3% 性別でも差異

男女別で調査結果を見てみると、リモートワークを続けたいと思う人の中で男性が49.4%、女性が63.3%と、女性の方が若干割合が高い結果となりました。一方で、リモートワークを「続けたくない」人は男性17.5%、女性8.2%と、男性の方が割合が高くなりました。

 

2.リモートワーク継続の懸念点

テーブルの上に置かれたパソコン・コップ・ペン・紙

通勤時間がなくなり時間のゆとりが持てるようになり、通勤時のストレスや疲労が減ったり、無駄なコミュニケーションが減ったり、メリットも多いリモートワークですが、リモートワークを続けたくないと思う人の理由は何でしょうか。先程の調査結果と合わせてリモートワーク継続の懸念点を見ていきましょう。

 

2-1.人材育成が難しい

最も回答数が多かったのが「人材育成」についてでした。リモートワークでは、画面越しでは部下の仕事のプロセスや姿勢をみることが難しいのが、懸念点の一つとして挙げられます。誘惑が多い上に、自ら判断して動かなければならないリモートワークでは気の緩みが出てしまいます。

 

2-2.業務の進捗が遅くなる

オフィスに出勤する場合は直接聞くことができますが、リモートワークの場合チャットやメール、電話等を通して聞く必要があるため、レスポンスが遅い部下についイライラしてしまう事があるようです。

 

2-3.成果を維持しづらくなる

リモートワークの場合、気の緩みからこれまで通りに仕事ができない従業員は多く、自ら行動ができない従業員は、生産性が落ち、仕事の成果を維持しづらく、出せなくなってしまいます。

通勤ストレスや会社や上司に対するストレスは軽減されるかもしれませんが、リモートワークはプライベートと仕事の切り分けが難しいため、部下のメンタルケア含め、モチベーション管理をうまく行う必要があります。

 

3.リモートワークに必要な施策とは

では、リモートワークを円滑に進めるために活用したいツールをご紹介します。
コロナウイルス感染拡大による外出自粛やリモートワーク推奨をきっかけに、リモートワークで活用できる様々なサービスやツールがあります。自社の従業員数や仕事の進め方にあったツールを導入しましょう。

 

3-1.オンラインWeb会議ツール「Google Meet」

zoomの画面

“無料で始められる”が当たり前になりつつある「Web会議ツール」。

中でも、一番のおすすめは、Web会議初心者の方でもGoogleのアカウントさえあれば誰でも簡単に始められる「Google Meet」です。会議ルームのURLから会議を開始すれば、画面上に資料やWebサイトを共有しながら閲覧が可能で、参加者は100人まで招待して最長60分間(※2020年9月30日までは無料版でも最長24時間)の会議ができます。また、自分が所属している組織がG suiteを利用している場合、Googleカレンダーにミーティングスケジュールが追加されるため、漏れ防止にもなります。

 

3-2.ワークフローツール

ホワイトボードに図を書く人

商人や決済業務をスムーズに行えるワークフローツールは、責任者が不在でも外出先でも承認や決済をスムーズに行え、リモートワークに限らず仕事で活用したいツールの一つです。

ワークフローツールを導入する事で進捗管理が楽になり、本当に必要な文書を明確化、そしてデータ化して保存することができます。紙でのやりとりがなくなることで業務が効率化でき、紛失などのミスも防ぐことが可能です。

 

3-3.ビジネスチャットツール

スラックのロゴ

スマホの普及により、slack(スラック)chatwork(チャットワーク)などのビジネスチャットが浸透してきました。日々の連絡はもちろん、たくさんの件数が届くメールに比べ、見落としや返信漏れを防げるビジネスチャットツールは、重要な顧客情報や取引情報などの大切な情報は高いセキュリティで守られているため、セキュリティ面での心配もありません。

 

3-4.勤怠管理システム

パソコンを触る人とペンとコップ

最近の勤怠管理システムは、勤怠管理はもちろん、給与管理や経費管理、マイナンバー管理、労務管理など、様々な機能が一つのツールで行えます。リモートワークの場合、業務開始時間やお昼休憩などをひとつひとつ連絡をしていてはとても手間がかかります。しかし、勤怠管理システムを活用すれば、時間の報告はボタンひとつで完了し、給与計算も同時に行なってくれます。

 

3-5.ナレッジ共有ツール

会議をする人たち

ナレッジ共有ツールの”ナレッジ”とは、直訳は「知識」ですが、ビジネスの場では「企業の組織における有益な知識や経験などの情報」のことを言います。

ナレッジ共有を行うことは、過去の失敗や成功を共有することで業務の効率化、新入社員などの新しい社員に対してスムーズに情報共有を行うことができます。これは、リモートワークの場でも応用でき、共有したい情報をナレッジ共有ツールで蓄積しシェアすることで、仕事をしている場所が離れていても、情報の伝達や報告がスムーズに行えます。

 

3-6.オンラインストレージ

パソコンで仕事をする人

オンラインストレージとは、インターネット上でデータの保管や共有を行えるストレージのことを言います。
ファイルをデータ化し一元管理できる上に、大切な資料やデータを自動でバックアップしてくれるので、データの消失や誤削除などのリスクを下げられます。

また、オンライン上でファイルを共有するため、共同編集ができ、ネット環境さえあればどこにいてもアクセスすることができます。

 

3-7.人事管理・評価システム

資料を見ながら会議をする人たち

人事管理もシステム上で全て行えます。選考の際の連絡のやり取りや日程調整、エントリー者の情報管理など、人事に関わる様々な情報を一括で管理できます。

顔写真が並び社員の顔をクリックすれば人材情報を確認できる「カオナビ」や、総務・人事部門の生産性を向上させるための人事システム「人事奉行10」など、様々なサービスがあるので、導入目的に合わせて選びましょう。

4.リモートワークは目的に合わせてツールを活用しよう

リモートワークは、部下に直接的なマネジメントができない点や、人によって生産性が下がってしまう点もありますが、通勤ストレスの軽減や時間の有効活用ができます。また、リモートワークをきっかけに、データの一元化や無駄な会議時間の削減など、職場環境の見直しも行うことができるのも、リモートワークのメリットの一つです。自社にあったツールを導入・活用して、リモートワークでも従業員が働きやすい環境作りが大切です。

この記事は、株式会社カオナビ(カオナビHRテクノロジー総研)が行なった調査記事を基に作成しています。

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