働き方

【モチベーションアップ!】ヤマト運輸の成功事例から読み解く社内通貨制度を取り入れるべき理由

1.社内通貨システムとは?

壁に映る文字Madeleine Kohler on Unsplash

「社内通貨システム」とは、企業が自社の従業員に向けて発行する”社内限定”の通貨を利用し、従業員同士が社内通貨を贈り合う事で、社内コミュニケーション活性化や従業員のモチベーション向上を図る、企業独自のポイント制度です。

社内通貨は給与とは別で支給され、社内通貨を貯めると商品交換だけでなく、現金に換金できる会社もあります。

 

2.導入メリット

2ー1.従業員同士のコミュニケーションが活性化

打ち合わせをする人Kaleidico on Unsplash

会社によって社内通貨の支給のされ方や使い方が異なりますが、従業員同士感謝の気持ちを伝える時に社内通貨を使用する会社の場合、お互いが日頃の感謝を伝えやすくなったり、コミュニケーションが取りやすくなります。

他部署のように日頃関わりが少ない従業員同士でも、お互いを気にかける意識がつく上に、社内通貨がある事で新しいコミュニケーションをうみ出す事ができます。

 

2ー2.従業員のモチベーションがアップ

パソコンを触る手Glenn Carstens-Peters on Unsplash

社内通貨システムを従業員のモチベーションアップを目的として導入している会社も多いのではないでしょうか。

社内通貨を通して、誰かが ” 自分の頑張りを見てくれている ” と分かるだけでも、従業員は仕事に対するモチベーションがアップします。自分のポイントを誰に使うのかを考え、もらったポイントをなにに使うのか考えるのも楽しみの一つです。

 

2ー3.経営理念や行動指針の浸透

協力する人mohamed_hassan on pixabay

社内通貨システムの活用方法によって、経営理念や行動指針を浸透させる事ができます。経営理念を社員に浸透させると、企業と従業員の方向性や目標を合わせやすくなり、従業員は同じ方向に向かって進む事ができるため、企業の成長に大きく影響します。

 

3.ヤマト運輸株式会社「満足BANK」成功事例

3ー1.どんな制度?

「満足BANK」は、社内での評価がポイント化され、「満足ポイント」として贈られる制度です。
誰が誰のなにを褒めたのかは、ネット上で全従業員分公開されるため、普段関わらない従業員のことを知るきっかけにもなります。

例えば、
・◯◯さんの挨拶は元気が出る!
・◯◯さん、誰も見ていないところで掃除をしてくれていたんだ!
・◯◯さんのおかげでトラブルを回避できて助かった
このような小さな気づきや感謝を「満足ポイント」を通して、他の従業員に直接伝える事ができます。

「満足ポイント」が貯まると、満足クリエイターとして認定され、獲得したポイント数に応じてダイヤモンド・金・銅のバッジが贈呈されます。また、上位のポイント獲得者は式典で表彰がされるため、従業員のモチベーションアップにも繋がります。

3ー2.どんな効果があったのか?

ヤマトホールディングス代表取締役社長である『木川 眞』氏と、デロイト トーマツ コンサルティングパートナー『松江 英夫』氏の対談によると、

「木川氏」
ある宅急便センターで受付をやっているゲストオペレーターという役割の女性社員の場合、周りのセールスドライバーから仕事で注意を受けることはあっても、褒められる事があまりありませんでした。それでモチベーションが下がり、「辞めよう」と決めた人がいたんです。

最後だからと初めて「満足BANK」を覗いたら、いつも怒っているセールスドライバーたちが自分のことを褒めていた。それを知り、結局辞表は撤回したのです。

– DIAMOND ONLINE( ” 19万人企業に「褒める文化」を根付かせたヤマトの「満足BANK」に学ぶ風土変革の極意 ” より)

当初、10万人を超える従業員がいる企業。何か新しい取り組みを始めるとなった場合、とても労力がかかるはずですが、” 鍛える文化 “ だったヤマト運輸を結果的に “ 褒める文化 “ へと風土変革に成功しました。

このように、社内通貨制度は従業員のモチベーションアップだけでなく、普段関わりが少ない人とのコミュニケーションツールとなり、離職防止にも繋がります。

 

4.” 褒める ” 習慣があると、人は他人に興味を持つようになる

笑あう2人Thought Catalog on Unsplash

ヤマト運輸が取り入れた「満足BANK」は、相手を褒めなければ成り立ちません。

相手を褒めるためには、相手を知る事や気にかける事、考える事が必要で、他人のいいところを探す習慣がつきます。そして、その気付きこそが自分自身の仕事へのモチベーションに繋がります。

褒められて嫌な人は、そうそういないと思います。

先程の木川氏のエピソードのように、いつも怒っている人に小さな事でも褒められたら、なんだか嬉しくなりませんか?

「普段怒られてばかりだけど、ちゃんと見てくれているんだ」「この人はそんな事まで気づけるのか」と、その人自体の見方も変化すると思います。そして、その後怒られたとしても、受け入れやすくなると思います。

 

5.まとめ

今回は、ヤマト運輸株式会社の社内通貨制度「満足BANK」をテーマに社内通貨制度の導入メリットをご紹介しました。

一見、従業員数が多い企業ではうまく運用ができないのではないかと思いがちですが、社内通貨制度だからこそ知らない従業員同士でも気軽に “ 褒める “ コミュニケーションを取る事ができる素晴らしいツールです。

「従業員のモチベーションを上げたい」「他部署同士のコミュニケーションを増やしたい」等、考えている企業は導入してみる価値あるのかもしれません。

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